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夏空のモノローグ・総評&感想



PS2版では一人目途中で断念したままだった夏空。PSP移植をきっかけにがっつり向き合った結果、予想以上の感動をいただけた。やっぱりゲームはフルコンプしてなんぼだなと改めて実感。まずはいつも通りのシナリオから。


シナリオ★★★★★
これからプレイする人、購入を検討している人、まだ迷ってる人。全ての人に真っ先に伝えたい。

このゲームは最後までプレイしてほしい。

1人や2人攻略しただけでは得ることのできない何かがあると思う。もちろんどのゲームも最後までプレイするのが一番だが、このゲームは最後までプレイするのとしないのとでは感じるものが違ってくる気がする。
ゲームに関する細かい感想などは後ほどがっつり語るとして、全キャラルートのシナリオがしっかり立てられていたように思った。泣きゲーと評判が高いだけあり、切なくて胸が痛くなることも多々あったし、それだけでなく科学部メンバー同士の掛け合いもワイワイとしていて見てて微笑ましかった。

1人攻略するごとに開かれていくツリーピースでは短編シナリオが用意されており、ループが始まる前の出来事が詳細に書かれていたのも楽しかった。ツリーピースは開放されるごとに読むことを薦める方もいらっしゃるだろうが、私は逆に全キャラ攻略後にツリーピースを読むことをお薦めしたい。
というのもツリーピースの内容があるキャラの伏線に近い内容だと思ったから。私は全キャラプレイ後に全話を読んだのだが、読み終えてからプレイ前に読まなくてよかったと心底思った。ちなみに号泣もした。盛大なネタバレなどは一切ないし伏線と思うかどうかも人それぞれだと思うが、でも全キャラ攻略後だからこそ感じ取れる気持ちがそこにはあったように思う。もちろんこれはあくまで私個人の感想なので、一意見として捉えておいてくださると助かります。

PSP版で追加されたツリーピースβは、各キャラ毎の心情が描かれていて良かった。あとβではCGが1枚ずつあるので、オマケとしては充分すぎるほどじゃないかな。こちらはいつ読んでもらっても楽しめる仕様になってたのでお好きなときにどうぞ!


キャラクター★★★★☆
主人公含め、みんな何かしらの孤独感を感じ、悩みを抱えているのだなという当たり前のことを実感した。どんな悩みなのか予測がつく人もいれば、全く予想外の人もいたりして、それぞれがそれぞれなりによい味を出していたと思った。先輩・後輩・同級生・先生と定番ではあるものの、それでもアリだなと思えるものがそこにはあったと思う。ただ展開が読めるキャラがいたりしたところはちょっと勿体ないけど。


スチル★★★★☆
大抵のゲームでは1人攻略することでキャラスチルは埋まることが多いが、夏空では他キャラを攻略したり、LRCを攻略しなければ埋まらないというのがありきたりでないように感じてよかったと思う。それとカットという一風変わったスチルがあったのも面白くてよかった。ただ萌えスチルが少なめなのはちょっと残念。スチルで萌えを補填する人には物足りなく感じるかもしれない。


システム★★★☆☆
基本的なシステムに関しては問題なし。既読スキップ、履歴、クイックセーブ&ロード。全てが快適だった。
ただVNRという表示システムは個人的にあまり好みではなかったので、プレイしづらかったかなというのが正直なところ。分かりやすくいうとノベルモード状態で常に表示されているシステムで、ギャルゲーなどはこの表示システムのゲームが多いらしい。新鮮で面白いと思ったけど、プレイを続けていくうちに不満に感じてしまう部分が少しずつ露呈してきた。

まず一つ目。立ち絵やスチルがテキスト文字で隠されてしまうこと。スチルをじっくり見たくても文字が遮り、立ち絵での微細な表情変化も文字が邪魔をする。確かに新しい試みだし、このシステムの結果カットスチルが適用されてたけどもう少し何とかならなかったのかなと思ってしまう。

そして二つ目。文字が暗転するのが改ページされたときなのか、改行されたときなのかが分からない。基本、改行されるときに文字暗転されないことが多かったが、時折改行でも暗転するときがあり、そのため改ページとの違いが分からず読みづらく感じた。

最後三つ目、これが一番理由として大きい。テキストセリフがどのキャラのセリフか分からないということ。ほとんどのゲームではセリフウィンドウに話しているキャラの名前が表示されることが多いので、どれが誰のセリフか分からないなんてことはほぼない。でも夏空ではセリフは「」のみで名前がないので、声を聞かないと分からないという問題が発生。声優さんの聞き分けができる方には問題ないけど、全てのプレイヤーが声の聞き分けができるわけではないと思う。そういう意味ではとても不親切なシステムのように思った。当然のことながら履歴表示で見ても「」のみなので、どれが誰のセリフなのかが分からない。

せっかく試みたシステムであれば、せめて脚本のように「」前にキャラ名を表示してくれてもよかったんじゃないの?と思う。以上の点からVNRシステムは私には(ここ強調)少し不満に感じた。

逆にこれは良かった、と思ったシステムはスタート画面。初めのスタート画面では主人公が1人で上を見つめ佇んでいる状態だけど、1人攻略するごとに主人公の周りに攻略キャラが表示されていく仕様になっていて、それが夏空という物語を象徴しているように思えてとても良かった。スタート画面をいいと思ったのは夏空が初めてかもしれない。


BGM★★★★★
ゲーム感にあっていて、どの曲もとても良かった。あまりにも良かったのでプレイ途中にサントラを買ったほど。OP・ED曲も夏空の雰囲気にあっていてとても良かった。


以上の点から、総評は

★★★★☆

ってところで。VNRシステムでの問題がなければ★5つにしてたかも。
泣きゲーが好き。シリアスなゲームが好き。ノベルゲーが好き。という方には全力でオススメしたいゲーム。逆に当てはまらない方にはあまりオススメできません。特にノベルゲーが苦手な方は避けられた方が無難だと思う。
最後は恒例の好きキャラ順。プレイ前順位はこちら。

篠原 > 綿森 > 先生 > 木野瀬 > カガハル > 部長

そしてプレイ後の好きキャラ順がこちらです。

カガハル > 綿森 > 篠原 >>> 部長 > 木野瀬 > 先生

カガハルが大躍進を遂げた以外はあまり変化はないねー。なんか久しぶりに可愛い系キャラにいったな、というカンジ。カガハルは話の予測が全くつかなかったが良かったのかも。ちなみにプレイして泣いたのは篠原と綿森、切なすぎて胸が痛くて仕方なかったのは木野瀬と篠原の話。
気になった人は公式HPで体験版ができるみたいなので試してみてほしい。
次記事でめったに書き上げないゲームそのものに関する感想をアップ予定。

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