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花咲くまにまに・倉間楓 感想

花まにのキャラ別感想。ラストは優し気な雰囲気を醸し出しながらも怪しさしかない楓の感想です。
※ネタバレOKの方のみ続きをどうぞ。
※「花咲くまにまに」のバナーに使用されている画像の著作権は、株式会社MAGESに帰属します。


楓 倉間 楓

これまで他キャラルートをプレイしていく上で、彼の正体が人間ではなく神使であり、孔雀のような姿の鳥であることはわかった上でプレイを始めたんだけど、正直人間じゃないと分かってる相手との恋愛模様ってどういう風に気持ちを持っていけばいいのか悩むところでもあった。
いつもタイミングよく現れては困っているところを助けてくれたり、落ち込んでたら励ましてくれたり、何かあればプレゼントしてくれたりプレゼントしてくれたり餌付けされたりしてた気がする。よく言えば王子様のように思えるかもしれないが、一歩間違えばストーカーと言ってもおかしくないような存在。それが倉間だった。

赤ん坊の頃からずっと見守ってくれていたなんて光源氏と紫式部のようにも思えるが、何故だか相手が倉間だというだけで変態チックに感じてしまう不思議。とは言え、常にお姫様のように扱ってくれるフェミニストぶりには尊敬の念を抱かずにはいれない。

ただ、倉間の守り方は自分の身を削って行う方法なので素直にありがとうと思えない部分がある。自己犠牲で相手を守ると言えば聞こえはいいが、結局のところナルシズムに酔った行動にしか思えないのは私が穿った見方しかできないからなのだろうか。相手のためを思って、と言うのであれば、相手の気持ちも含めて思いやってほしいと願ってしまう。残された者が本当に喜ぶ方法を考えるのが何よりな気がするのだが。

余談だが、清次郎との最期の別れの場面では思わず泣けてしまった。この時代の人たちは自分の志のためならば命を捨ててもよいという考え方が蔓延しているが、清次郎の場合、大切な人を守るため罰せられることを受け入れていたので余計切なく感じたのだろう。ようやく再会できた父娘の関係がこんなにあっさり終焉を迎えるというのは見ていて胸が千切れそうな思いで一杯だったが、それでもほんの少しの時間でも共に過ごせた喜びもあったのだろうと思うと涙が止まらなかった。

ベストエンドでは自分の最後の力を振り絞って七緒を無理やり未来に返すのが切なかった。倉間にとってはそれしか道がないと思っての決断なんだろうが、一方的に送り返される七緒にとっては溜まったもんじゃないだろう。ただ、現代に戻ってからは倉間さえ予想だにしなかった大団円が待ち受けていたので、プレイヤーとしても喜ばしいかぎり。正直、花まにの中でこのエンドが一番好き。もう二度と会えないと思っていた相手とのまさかの再会。そして失ったと思っていた恋をもう一度手にすることの出来る幸せ。見ていてほっこりするエンドだった。

ノーマルエンドは、ある意味もう一つのバッドエンドだった気がする。清次郎との最期の別れを済ませた段階で倉間の命は消える寸前だったのだから、ある意味予想がつくラストでもあるが、この後七緒の心が壊れてしまっていないかが気にかかる。七緒のぬくもりを求め、手にした安堵で瞼を閉じる倉間。もう二度と開かれないその瞳の奥で見たものは何だったのだろうか。こんなエンドがノーマルだというのだから恐れ入る。

そんなノーマルエンドを見た後だからか、バッドエンドは大した衝撃を受けなかった。闇に飲み込まれる前に最後の力を振り絞って七緒を未来に戻した倉間。未来に戻った七緒が倉間のことを忘れているのは幸せなのか不幸なのか。大切な何かが抜け落ちた感覚は残るだろうが、何も覚えてないというのはある種幸せにも思える。辛いことなんて何も覚えてない方がいいよね。


おまけ【共通バッド】
これまで刀で斬りつけられようが、矢を射られようが、拷問を受けようが、どんな状況でもしぶとく生き抜いてきた清次郎ダディがあっさり死んでしまってポカーンとなった。一瞬何かのドッキリかと思ったくらい、七緒とは違う意味で信じられない思いで画面を見つめてた。マジかー。
その後はあっという間に万珠屋は解散、空中分解状態できれいさっぱり無くなっていった。そりゃあ未来にも帰るよね。江戸にいる意味ないもん。なんか色んな意味で拍子抜けしたエンドだった。

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